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「普通とは違う」のは、才能の裏返しなのではないか。

私は、三姉妹の長女だ。私は社会人2年目、妹2人は大学生をやっている。

今日は真ん中の妹が進んだ道について書く。

私と下の妹は教育系の大学に進んだ。両親、祖父母ともに教師の家庭で育ったので、大学受験時に教育学部が頭に浮かんだのは、ごく自然な流れだったと思う。

一方で、真ん中の妹は管理栄養士の免許を取ることができる大学に進学した。

この家庭で育ってきて、教師以外の道を選んだ妹がちょっと羨ましかったし、それと同時に幼い頃の彼女の姿を思い出して、「ああ、行くべき道に行ったのかもしれないな」と思った。

彼女は、小さい頃から、食に興味を持った子どもだった。

バームクーヘンを私は、そのままがぶりとかぶりつくのに対し、彼女は一枚一枚薄い層をめくって食べていた。

その頃は「めんどくさいことしてるな~」くらいにか思っていなかった。

他にも、クッキーとクッキーの間にクリームが入っているようなお菓子を食べる時、彼女は必ずクッキーとクッキーをはがして、分解して食べていた。

私は「普通に食べた方がおいしいのになあ・・・」と思いながら、その様子を見ていた。

おばさんの家でご飯をごちそうになった時も、私は「おいしかった!!!」という感想だけなのに対し、彼女は「これ、何味?」とか「どうやって作るの」と聞いていた。

これは、ちょっとねたみっぽくなってしまうのだけど、高校時代、母のお弁当に、私は(どういうお弁当だとしても)「おいしい」というのに対し、彼女は「あれはああで、これはこうで」と色々言っていた。

・・・彼女がとやかく言うようになってからの方が、お母さんのお弁当はおいしくなった(ような気がする)。

その時は、正直「おいしいっていうより、色々言った方がいいの?」と理不尽を感じた。

彼女のそういった食に対する飽くなき好奇心は、いつはじまったのかわからないし、何がきっかけだったのかわからない。

それほどまでに、彼女にとって、食への興味は当たり前のものだったのかもしれない。

食に対する彼女の様子について、姉の自分からしても「なんか私とは違うなあ」と思うことが多かった。お弁当の件のように、時々妹にいらいらしてしまうこともあった。

けれど、今となっては、彼女のその貪欲とも言える食への興味を、周りにいた人々が削いでしまうようなことがなくてよかったと思っている。

「ちょっとヘン」だったり、「普通とは違う」人の姿を見た時、私は今でもついついその歪みを矯正してしまいたくなる。

しかし、その歪みは実は歪みなのではなくて、もしかしたら才能の裏返しなのかもしれない。

今、就職活動に励んでいる妹を見て、姉はそんな風に思った。

彼女が進みたい道に進めることを願っている。

追伸

「なんかヘンな子」「不思議ちゃん」「空気読めないよね」

この記事は、そんな風に言われ続けてきた自分自身に対して、書いたものでもあるかもしれない。

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以上、読んでいただき、ありがとうございました。ぐっばい。