会社員生活の中で、一番強く印象に残っていること。それは・・・
全てのものには、作ってくれた・やってくれた人がいるということ
「当たり前じゃん」「何をいまさら・・・」って感じる人もいるかもしれません。
・・・すみません。
実は、社会人になるまで、このことに気付かずに来てしまいました。
朝起きたら、朝ごはんができていて、家に帰ったら、夕ご飯ができている、洗濯ものはきれいに畳んでくれてある。
新聞受けには、毎朝新聞が入っていて、電車は毎日決まった時間にやってくる。
そういうことが「当たり前」だと感じていた訳です。
確かに、頭の中では、
「毎日おばあちゃんが洗濯物を干してくれる」
「毎日お母さんがお弁当を作ってくれる」
「毎日JRの人が電車を走らせてくれている」
ということはわかっていました。
でも、本当の意味でわかっていたかというと、多分わかっていなかったと思うのです。
働くということはもっとキラキラしたものだと思っていたのですが、全然違いました。
キラキラの後ろには、たくさんの地道な仕事がありました。
泥臭いこともあるし、めんどくさいこともあるし、気分がのらないこともあります。
それに、今まで頭ではわかっていながら、それでいて「魔法のよう」だと思っていたあれやこれやは、全て誰かがやってくれたことだとわかりました。
それに気づいたら、なんだか今までとは見えていた景色が変わってきました。
たとえば、この写真の風景。
前までは、
「はいはい、洗剤ね!!!」
だったのが、
「レノアを作ってくれた人がいるんだな」
「このデザインを考えるのも相当な労力がかかっているんだろうな」
「容器を作ってくれた人だっているし、この服のデザインを考えてくれている人だっている」
と思うようになりました。
そう考えると、一体この一枚の写真だけで、その背景にいかに多くの人が携わってくれているのか、と考えてしまいます。
この発見が、学生時代と社会人になってからで一番変化したことのように思います。
たくさんの感謝を伝えたい
社会人になって、「会社やめたい」「つらたん」っていう時に、お客様から「いつもありがとう」と声を掛けていただいて、「よし、もうちょっとがんばろう」と思えたことが何度もありました。
自分がお客さんに励ましてもらえたように、「これ、いい」「すてき」「感動した」っていうものに関しては、どんどん感謝を伝えていきたいと思います。
「これ、いいな」って思ったものは、ずっと残ってほしいし、ずっとあり続けてほしいからです。
そして、そのためには、「作ってくれて、やってくれて、ありがとう」っていうことをちゃんと伝える必要があると思うから。
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(この本を読んで、働きはじめたばかりの頃に感じた気持ちを思い出し、この記事を書きました。)
読んでいただき、ありがとうございました。また次も見に来てね。ぐっばい。