~登場人物~
・カンタ ・トミー ・Pさん ・キイチ
ある日の午後、メインチャンネルの撮影が終わって、トミーとカンタが一息ついている。場所は撮影部屋。
トミー「あー、疲れた。今日の動画も取れ高あったね。コーラ飲む?」(トミー、自分の分のコーラを注ぎながら)
カンタ「飲む、飲む。あんがと。最近、調子よくない?高評価が2万とか3万いってる動画も結構あるし」
トミー「なあ。いい感じだよな。最近は、キイチとかPさんもよく出てくれるし、俺らも楽しんで撮れてるからな。」
カンタ「そういうのって、伝わるのかもね。他のYouTuberのとか見てても、やっぱ熱量伝わってくんじゃん?」
トミー「ああ、あるな、そういうの。いい動画は、見てるこっちも楽しくなるからな」
カンタ「これ、続けていきたいね。いい方のスパイラルにしたいよね。」
トミー「ね、メイン撮った後のコーラうめえ~」
カンタ「(コーラを一口)ふう~。よし、メインの編集頑張るかな。」
トミー「あ、そうだ。今日撮るサブチャン、キイチとPさんが帰ってきたらやるから」
カンタ「ん、わかった。何やんの」
トミー「ええとね、ワードウルフっていうゲーム。最近、女子高生とか女子大生の間で流行ってるんだって。人狼みたいなゲームらしいよ」
カンタ「いいじゃん、女子受け大事だかんね」
玄関のドアが開く音、Pさんとキイチが部屋に入ってくる。
Pさん「ただいま~」
トミー「おかえり」
カンタ「ちょうどよかった。サブチャン、撮っちゃおう」
キイチ「え、今帰ってきたばっかなんすけど」
トミー「いいじゃん、早くして」
カンタとトミー、カメラの準備をし始める。
キイチ「ええ、もう撮るんすか」
トミー「もうカメラ、回してるから。Pさーん、やるよ」
Pさん「え、は~い」
トミー「はい、という訳で、今日のサブチャンは、最近女子大生や女子高生に人気らしい『ワードウルフ』というゲームをやろうと思います」
カンタ「よっ!!」(だるそうなキイチとPさん。カンタは普通に元気)
トミー「いやいや、やる気あんのカンタだけかって。キイチとPさん、やる気見せて」
Pさん「ぽん!」(元気を絞り出して)
トミー「はい、Pさんからポンいただきました。キイチはまあ、あれっしょ。やってれば元気になるしょ」
カンタ「で、ワードウルフって何?」
トミー「ええと、簡単に言うと、仲間はずれが誰なのかを当てるゲームです。まず、一人ひとりに、単語が割り振られます。それで、お互いに他の人が何なのかわからない状況でスタートするんだけど、一人だけみんなと違う単語が割り振られてる人がいるから、会話の中でその人が誰なのかを当てる、っていうゲームです。」
カンタ「たとえば、俺だけ水溜りボンドで、他の人みんな東海オンエア、みたいな?」
トミー「そうそう。で、いきなり「二人組の~」とかいうとすぐばれんじゃん?」
カンタ「はいはい」
トミー「だから、そこんとこの微調整をうまいとこやってくってわけ」
キイチ「了解っす。」
トミー「Pさん、大丈夫?」
Pさん「おっけー。」
トミー「よし、じゃあ、それぞれお題確認して」
カンタ・・・ココイチ
トミー・・・すき家
Pさん・・・すき家
キイチ・・・すき家
トミー「じゃあ、はじめます。」
カンタ「おっしゃ、これ負けたらどうする?」
トミー「ん~、わかった。尻文字でお題の字を書くのは?」
Pさん「絶対やりたくない・・・」
カンタ「やりたくないからこその罰ゲームだかんな。燃えるぜ」
キイチ「カンタさん、そんな自信あって、大丈夫ですか。フリになりませんか」
カンタ「大丈夫、じゃんけんは弱いけど、頭脳戦は負けない自信あるから」
トミー「これで負けたら、めちゃおもろいな。じゃあ、やるよ」
Pさん「なんかそれっぽいこといえばいいんだよね」
トミー「そう。じゃあ、一人ずつ行くか。俺からいい?」
カンタ「いいよ」
トミー「んんと、お店、、、だよね?」(周りを見渡す)
カンタ、Pさん、キイチ「うん」
カンタ「一緒だわ~、よかった。じゃあ次、俺。俺は行ったことある」
トミー「うん、俺もあるわ」(Pさん、キイチ、頷いている)
カンタ「いいね~、わかんないね。次、キイチ行く?」
キイチ「俺っすか。・・・・・食べ物、関連ですか」
カンタ、トミー、Pさん、周りを見ながら頷く。
トミー「いいとこいったね。てことは、あれか。食べ物の店ってことは一緒で、なんの店かが違うってことじゃね」
Pさん「うわ~、じゃあ、次の僕の発言、結構大事じゃない?」
カンタ「そうなるね。よし、Pさん行こう」
Pさん「怖いな~。・・・東京にかなりの数ある」
トミー「俺はあると思う」(キイチ、頷く)
カンタ「俺も。え、なんだこれ?ムズイな」
トミー「じゃあ、一周回ったから俺行くよ。んと、さっきPさんが東京にあるって言ったけど、このお店の商品、俺ら動画で扱ったことあるよな?」
カンタ「ああ、あるね!次俺もそれ言おうと思ってた」
トミー「え、じゃあ、Pさんかキイチかな。ちょっとカンタ攻めていいよ」
カンタ「わかった。これはね、おいしいよね!!」
トミー「いや、それ攻めてないから。カンタ基本なんでもおいしいっていうから。グミの味の違いわかってなかったし」
カンタ「いいじゃん、Pさんかキイチが自爆してくれるの待とうよ」(勝者っぽく)
トミー「(不満そうに)まあ、いいか。次、キイチ」
キイチ「あの、その商品にはご飯が付いてくる感じですよね」
トミー「あ~、それな。めちゃご飯進むわ」
カンタ「一緒だ」
Pさん「これ、もう一つのが何か考えてたんですけど、あれかなっていうのがあるんだよな~。でも、攻めきれないから、安パイで。」
カンタ「攻めてもいいけどな」
Pさん「怖いからな。えっと、このお店の食べ物を思い浮かべた時に、チェーン店が何個か思い浮かぶ・・・どう?」
トミー「あるね、割と行ったことあるな」
カンタ「俺も、2つは行ったことあるな。」(ココイチとC&Cを思い浮かべながら)
キイチ「俺は、3つありますね。」(すき家と松屋と吉野家を思い浮かべながら)
カンタ「え、キイチ意外とグルメじゃね?俺、2つしかないけど」
トミー「あ、これ、別れたな。キイチは知ってるだけじゃなくて、3つとも行ったことあんだよな」
キイチ「はい、あります。」
カンタ「俺も、名前は知ってるには知ってるよ。行ったことないだけで」(焦りを隠しながら)
トミー「ちょっとカンタが怪しいぞ。Pさん、ナイスアシスト」
キイチ「次俺いきますね。ちょっと攻めますけど、このお店って、注文する時に、自分の希望を伝えられますよね」
カンタ「たとえば?」
キイチ「量多めとか」(カンタ、自分が多数派だと思い、安心した様子)
カンタ「それね、辛さとかも変えれるよね」
トミー、キイチ、Pさん、一瞬の間。3人で顔を見合わせる。
トミー「どっちかっていうと、つゆだくとかじゃね?」
キイチ「トミーさん、わかります」
Pさん「辛くはないかな」
カンタ「(自分が少数派だと気づいてごまかすように)ちょっと待って、今はキイチに合わせてただけだって」
トミー「じゃあ、弁明していいよ」(からかいながら)
カンタ「あれだよ、あれ。もうほぼ答えだけど、牛丼のお店でしょ」
トミー「そうだよ。でも、俺ら牛丼のチェーン店は3つ行ったことあるじゃん」
キイチ「辛い方のチェーン店は、あんまり行きませんけど、牛丼の方は割と行きますもんね」
Pさん「さっき、2つしか行ったことないって、言ってたからね。よし、勝ったぞ」
トミー「じゃあ、少数派だと思った人をせーので指すよ。せーの」
トミー、Pさん、キイチの3人はカンタを指さす。カンタは一瞬迷った後、キイチを指す。
トミー「はい、じゃあ正解を確かめます。俺は、すき家」
キイチ「俺もです」
Pさん「一緒」
トミー「ということで、カンタの負け。罰ゲーム。自分のを尻文字で書いてください」
カンタ「やだよ。恥ずかしいじゃん」
トミー「最初の会話、完全にフリだったな。」
キイチ「カンタさん、オチとしては最高ですよ。(笑いながら)」
カンタ「おいー、やだー。キイチひとごとだからってさあ」
トミー「はい、早く締めたいから、カンタ早くして」
トミー、力づくでカンタをカメラの前に連れていく。
カンタ「いやー、Pさん助けて」
Pさん「がんばれー」
カンタ「いやいやいや」
トミー「カンタの尻文字まで3、2、1・・・」
カンタ、尻文字で「ココイチ」と書ききる。
トミー「でも、すき家で負けじゃなくてよかったじゃん。「家」って漢字地獄だよ?」
カンタ「そうだけど・・・いや、そういう問題じゃない」
トミー「という訳で、今日はワードウルフを紹介しました。みんなもやってみてね」
カンタ「もう、やりたくない」
トミー「キイチ、Pさん、ナイスプレー。またやろ」
カンタ「いやまじで、尻文字は地獄だよ。NHK的にやっちゃいけないやつだって」
サブチャンネルの終わりのBGM
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